チュニジア産オリーブオイル
日本の小学校教師、山内政人(当時30才)は、退職後、世界を旅していた時、オリーブオイルの魅力に惹かれるようになった。そして、究極のオリーブオイルを求めてさらに旅を続け、チュニジアに辿り着く。チュニジアは平均降水量200mm以下の乾燥地帯だが、オリーブの栽培には最適な環境だった。純度の高い油分を集めるには、できる限り乾燥した土地で、植樹の間隔を広くするという条件を満たしていた。世界最高峰の品質であるチュニジアのオリーブオイルに惚れ込んだ山内は、現地の生産者と一緒に働き、苦楽を共にしたことで、日本の会社として唯一取引をしてもらえるようになる。